消費電力
ヒント10
非常電源に機器を接続した際に
何時間運転可能か
計算できるようにしましょう
2つのステップで情報を整理しましょう
STEP 1 定格電力量と消費電力量
使用する機器の定格電力量と実測消費電力量を知っておきましょう。
以下は当社調べ測定値のまとめです。
参考にしてください。
人工呼吸器※当社調べ
Trilogy | 170W | 15W | |
TrilogyEvo | 210W | 18W | |
PB560 | 125W | 20W | |
VIVO60 | 300W | 27W | |
VIVO45LS | 150W | 20W | |
ASTRAL | 120W | 24W | |
Trilogy マスク使用 |
210W | 31W | |
TrilogyEvo マスク使用 |
170W | 18W | |
VIVO60 マスク使用 |
300W | 34W | |
VIVO45LS マスク使用 |
150W | 20W |
※測定時設定 PCV pip:20(cmH2O) peep:(5cmH2O) RR:15 Ti:1.0(s)
※測定時換気量 5(L/min)
※測定時呼吸器回路 成人用HWなしパッシブ回路(PB560のみアクティブ回路)
※使用マスク リークポート付きフェイスマスクSサイズ
加温加湿器※当社調べ
HW=ヒーターワイヤ
機種名 設定 構成 |
参考画像 | 定格電力量 | 実測消費電力量 |
---|---|---|---|
MR810 Lv1 HWなし |
200W | 42W | |
MR810 Lv1 HWあり |
200W | 54W | |
MR810 Lv2 HWなし |
200W | 64W | |
MR810 Lv2 HWあり |
200W | 78W | |
MR810 Lv3 HWなし |
200W | 78W | |
MR810 Lv3 HWあり |
200W | 77W | |
MR850 -A- |
220W | 100W | |
MR850 -00- |
220W | 109W | |
MR850 -1- |
220W | 113W | |
MR850 設定不明 |
220W | 100W | |
VHB100 Lv1~5 HWなし |
100W | 30W | |
VHB100 Lv6~7 HWなし |
100W | 40W | |
VHB100 Lv8~9 HWなし |
100W | 57W |
※測定時室温 20℃
※測定時設定 PCV pip:20(cmH2O) peep:(5cmH2O) RR:15 Ti:1.0(s)
※測定時換気量 5(L/min)
※測定時呼吸器回路 成人用HWなしパッシブ回路、ISディスポ回路パッシブHWあり
酸素濃縮器
他の機種は現在調査中です。
その他の機器
機種名 | 参考画像 | 定格電力量 | 実測消費電力量 |
---|---|---|---|
電気毛布 AC |
~60W程度 | 定格と同等 商品の定格参照 |
|
電気毛布 USB |
~10W程度 | 定格と同等 商品の定格参照 |
|
そよ SOYO | 3W | 1W |
STEP 2 非常電源での運転可能時間
各機器の消費電力量の情報が整理できたら、
非常電源を使用する上でチェックを行いましょう。
ポイントは以下の点です。
- すべての非常電源で定格出力の確認
- 自動車・発電機を使用する場合の必要燃料量
- 蓄電池・住宅設備を使用する場合の給電可能時間
POINT 1
定格出力の確認!
- 自動車
- 発電機
- 蓄電池
- 住宅設備
すべて対象です
機器の合計定格電力が非常電源の定格出力よりも小さい事を確認します
例として
非常電源 発電機 定格出力 900W
接続する機器の合計定格電力 850W
この場合 900W>850W となり OK!
合計定格電力の計算に以下もご利用ください。
POINT 2
燃料の確認!
- 自動車
- 発電機
以上2つが対象です
備蓄している燃料で何時間運転可能かを計算します
例として
カセットボンベ型 発電機の燃費 ガスボンベ1本=1時間運転可能 の場合
カセットボンベを 30本備蓄 30時間稼働、給電可能!
POINT 3
給電可能時間の確認!
- 蓄電池
- 住宅設備
以上2つが対象です
9.非常電源の選定 で用意した蓄電池の
充電容量(Wh)を合計実測消費電力で割ると
給電可能な時間が計算できます
例として
蓄電池の充電容量 1000Wh
合計消費電力量 850W の場合
1000Wh ÷ 850W = 約1.2時間 の運転が可能となります