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非常電源の選定
ヒント9

各種非常電源の特徴を知り、
在宅環境や使用目的に合った
非常電源を選びましょう

 

以下は各種非常電源の主な特徴となります。

    
  1. 自動車
  2. 発電機
  3. 蓄電池
  4. 住宅設備

自動車

シガーソケットからの給電や車内100Vコンセントを使用する給電方法です。

利点

  1. 燃料が車のガソリンのため、満タン状態であれば長持ちする

欠点

  1. マンション住まいの場合、車までが遠い事が多い
  2. 使用最大容量が小さい
  3. 車種による違いが多い
  4. 場合によっては車購入となるため、高額となる

発電機

燃料を使用し電気を作り出す機械です。

 

  1. 燃料が続く限り長時間の運転が可能
  2. 小型の物も販売されており、使い勝手は良い
  3. 騒音問題や排気ガスによる一酸化炭素中毒の恐れがあり、使用する場所に注意が必要

燃料タイプ別の特徴

  • カセットボンベ

    利点

    小回りが利く·メンテナンスが容易

    欠点

    燃料の持ちが悪く、多くのボンべが必要 (1時間運転でボンベ1本必要な機種が多い)
  • LPガス

    利点

    燃料が長持ちする・使用可能容量が大きい

    欠点

    燃料の管理が難しい・小回りが利かない
  • ガソリン

    利点

    燃料が長持ち

    欠点

    燃料の管理が難しい

蓄電池

小型・大型の物が販売されており、使用容量による機種選定が必要です。

利点

  1. 騒音や排気ガスが発生しないため使用環境制限がない
  2. 小型機種の場合持ち運びがしやすい
  3. 燃料が不要なため保存や管理がしやすい
  4. 災害時だけでなく普段のお出かけの際にも使いやすい

欠点

  1. 貯めていた電気を使い切ると電気を送電できない
  2. 容量が大きいものはとても高額
  3. バッテリーには寿命があり、劣化していく
  • 蓄電池(小)

  • 蓄電池(大)

住宅設備

太陽光発電などで作った電気を自宅に設置した蓄電池に貯めておき、
非常時にも使えるようにする設備です。

利点

  1. 貯めて置ける電気容量も大きいため、長時間の使用が可能

欠点

  1. 住宅改修が必要な為、導入のハードルが高い